美郷町の水の話「関田円形分水工」
- 町のこと
- コラム
- #関田円形分水工
- #丸子川
- #水の話
2024.01.01
- #関田円形分水工
- #丸子川
- #水の話
関田円形分水工(せきたえんけいぶんすいこう)
丸子川が形成した六郷扇状地の扇頂部にある円形分水で、まさに扇の要的存在。
昭和の初め、水源供給能力強化のため仏沢ダムを建設するとともにこの円形分水工が設置され、旧六郷町を中心に7町村へ水を供給しています
※ 飯詰堰、中野堰、寺村元屋敷堰、幹線水路(六郷・畑屋堰)、六郷堰、紀ノ国堰、中村堰へ分配。なお、飯詰堰へは飯詰幹線水路を経由して飯詰円形分水でさらに3分配している。
昭和6、7年が凶作(干ばつ)だったため当時の県議・京野孝之助が導入に尽力したことで知られています。
美郷は水の郷とも言われる、湧水群の数々を持つ地区ですがその中でも関田円形分水工(せきたえんけいぶんすいこう)は登録有形文化財に指定されています。
180孔を数えるオリフィス数が最大の魅力。7本の水路へ分配しているが、その分配先の耕地面積の最小公約数を考えると180孔ものオリフィスが必要になったのだろうということ。水が孔から勢いよく飛び出し各地域に繋がれる光景はその音と共に思わず魅入ってしまう見どころのある場所です。
関田円形分水工
住所:秋田県仙北郡美郷町六郷東根字上関田172-1
https://maps.app.goo.gl/ATr7EqM9YyGuSZDBA